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最新記事

2017/05/07

この作品のメイン・モティーフは、聖母マリアですが、その衣装や多くの装飾パターンはミュシャにとって、とても身近なものだったと指摘されています。そして何よりも聖母マリアの姿は、ミュシャが子供のころ、母に連れられて行った巡礼地で手に入れることができたというマドンナの像そのものであり、その像は、ガラス絵に描かれ、木製やその他の多くの素材により、様々に表現されていたものでした。今でもチェコの民族博物館に行くと、そのようなマドンナ像を見ることができます。

2017/04/15

1963年、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で大規模なミュシャの回顧展が開催され、そのあとは、ヨーロッパ各地、アメリカ、そして日本でもミュシャの展覧会が開催されてきました。1980年、パリの19世紀美術専門の美術館、オルセー美術館にイジーが自身のコレクションの一部を寄贈し、結果としてパリとプラハで大変重要なミュシャの回顧展が開催されました。日本においても、イジーとミュシャ作品のコレクター土井君雄氏との長い交流により、世界的にも有名なミュシャ・コレクションが築かれました。コレクターの土井氏は、ミュシャの名声を広めたこと...

2017/04/08

今日は、《スラヴ叙事詩》を描く前のミュシャに焦点を当ててみたいと思います。パリで一夜にして売れっ子デザイナーになった時にも、ミュシャ自身は、スラヴ民族の一員であるということを忘れたことはありませんでした。

2017/03/31

ポスターのデザインは、女性を中心に置いたまさにミュシャ様式ですが、描かれているのは、民族衣装を身に着けた少女で、ゆったりとしたブラウスに、色とりどりの刺しゅうを施し、裾にレースをつけた美しいスカートをつけ、頭には「トルコ風の布」と呼ばれる赤いスカーフを巻き、鳥の歌声(合唱団の歌声)に耳を澄ませています。ミュシャは、民族衣装に国のアイデンティティを認めて特別な思いを持っていたうえに、民族衣装のコレクションをしていました。そして、まさにここに描かれたキヨフのスカートは、ミュシャのコレクションに残っており、その生地は藍染めされたものなので...

2017/03/17

展覧会の人気ぶりからも、おそらくミュシャは、日本でもっとも愛されているヨーロッパの画家のひとりと言えるでしょう。現在まで途切れることなく数年に一度は展覧会が開かれ、毎回たくさんの人が訪れます。こんな画家たちは、ミュシャ以外には、数組を除いてはあまり思いつきません。なぜでしょう?と問われれば、日本人とミュシャの作品の間にある目に見えないけれど、深いつながりに答えを見つけることができるのではないでしょうか。つまりアール・ヌーヴォー様式への日本美術の影響が大きかったこと。ミュシャの線と面で構成されたグラフィックに見られる浮世絵版画の影響が...

2015/09/20

チェコの19世紀、藍染めがどのように衣装に取り入れられていたかを示すもので、19世紀の前半に藍染めの衣装がはじめて図版としてあらわされた貴重なものです。写真術が一般的になる前の時代のものですから、写真でなくて版画なのです。チェコの藍染めについては、すでに様々な研究論文が書かれています。そうした資料を読むうちに、この版画について知ることができました。しかしチェコの図書館から取り寄せた資料には、図版がありませんでした。そこで、プラハに滞在した際、いろいろなつてを頼って、この版画集を持っている方を見つけ、撮影させていただいたのです。はじめ...

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2019/07/19

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プラハ滞在日記 2012年夏

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