藍染め写真撮影の想い出 その2



こんにちは、チェコの藍染め ヴィオルカです。


前回のブログでは、チェコの藍染めを紹介するにあたり、カメラマンの吉田昭二さんに撮影をしていただいたこと振り返りました。クッションと曲木家具をアレンジした写真については前回のブログに書きました。


藍染め写真撮影の想い出

https://www.violka.jp/post/%E5%86%99%E7%9C%9F%E6%92%AE%E5%BD%B1%E3%81%AE%E6%83%B3%E3%81%84%E5%87%BA


ご覧いただいているのは藍染めを使ったテーブルセッティングです。

ちょっと物足りないテーブルセッティングですが、藍染めに視線が向かうように少し引き算した結果と思ってください。


でも使っている小物には私なりのこだわりがありました。


まず、卵の入っているワイヤーのかご、これは、1990年代後半にプラハで購入したものです。どこで購入したか、もうわからなくなってしまいましたが、昔はこういうものを作る鋳掛屋さんがいました。日本でも鋳掛屋さんという言葉がある通り、陶器や鍋釜の類は貴重だったので、修理して使っていたのです。2019年の12月12日、コロンビアのボゴタで行われたユネスコの政府間委員会で無形文化遺産に鋳掛の技術が正式に登録されたことは、スロヴァキアのみの申請だったので、あまり大きくニュースになりませんでした。


また、青い花のカップはいわゆるファイアンス陶器といって、ヨーロッパでは昔から作られてきたものです。ヨーロッパの工芸美術館を廻ると、ルネサンスのころのファイアンスの大きな絵皿がこれでもかという風にたくさん並んでいるところもありますね。この青い花の素朴な絵付けはモラヴィアではよく見かけるものです。このカップも90年代にプラハの古道具屋で買ったものです。


そしてその後ろにある黒い筒状の容器ですが、これは琺瑯のミルク瓶です。この素朴な形とヨーロッパの人の食生活に欠かせないミルクの容器であることが面白く、古道具屋さんで2014年に購入しました。


古道具屋はプラハのヴィノフラディで偶然入ったところでしたが、おもしろいものがたくさんあって、ミルクの容器は、どんなふうに使っていたものか?とお店の人に訊いてみたところ、店内に居合わせたおじさんたちがあーだこーだと教えてくれました。それによるとブルーベリー摘みにも持って行ったり、なんでも入れられる保存容器なんだよ!とのこと。私が気に入って買ったものは、持ち手の木の部分が焦げていて、火にかけても使ったようです。(このお店は翌年に行ったら無くなっていて、どこかに引っ越したのか、廃業されてしまったのかわからずじまいでした。街の再開発などで、古いものが少しづつ無くなってゆくのは、チェコでも同じです)


こんな風に人の使っていた痕跡があるものがなんとなく好きなので、ぜひ、撮影にも使いたいなと思いました。


この写真には後日談もあります。実は数年前、あるチェコの方がチェコの伝統行事について、画像を使ってお話されているところを聞いていたら、なんと!この画像を使っていたんです。本来だと、写真にももちろん著作権があるので、ネットで見つけたものを許可なく使ってはいけないんですけれども、その時は目をつぶりました(笑)、同時に日本人が勝手に思い描いたイメージでチェコの工芸品や民芸品を並べたと思われたのでなく、すんなりとチェコ人の感覚にも受け入れられたのね!とやった!思いました。そういう意味では、この写真は成功したのかもしれません。この写真はHPにも使っていますので、ぜひ、みなさまよかったらHPも覗いてくださいね。

https://www.violka.jp/violka



たぶん次に続く



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