藍染めのスカート
100年以上昔の藍染めのパターンを今の生活に溶け込むようにするためにはどうしたらいいのか?
藍染めの布は、主に民族衣装、なかでもスカートに使われてきました。その他には、羽根布団のカバーやカーテンなどとして使われてきたようです。テーブルクロスなどに使われるようになったのは、比較的最近になってからのことです。
そう考えれば、まずは身につけるものを作ってみようと思いました。なかでもスカートは一番に取り組まなければならないもの。
スカートを作ってくださる方を探し、古い民族衣装のスカートの研究もしました。
スカートを作ってくださったのは、新宿若松町で1935年からオートクチュールの洋服づくりをしているお店の二代目、デザイナーの青山定慈さん。素材に関するたくさんの知識をお持ちで、毎年イタリアやパリ、ニューヨークに出掛けて最新のモードをご覧になっています。
スカートを作っていただくのはとっても楽しかった!民族衣装のスカートは、細かなひだのたくさん寄せてあるギャザースカートです。本格的なものでは、なんと6メートルもの生地を使うそうです。
ただし生地をたっぷり使い、ウエストからギャザーを寄せると、腰が大きく見えてしまうので、ヴィオルカ版では、太いベルト部分を作り、そこからふんわりと広がるようなデザインにしました。これでウェストもすっきりです。
布の選択にもこだわりました!裾にレースのように見えるスカラップ模様が入るスカートが民族衣装の定番です。ですから、スカラップ模様の中でも、一番繊細できれいなものを選びました。藍染めのスカラップ模様は、レースを真似て作られたパターンですから、小花を散らしたスカートも、このスカラップ模様が入ることで、とても華やかなものになります。
お出掛け着にもぴったりです。
スカートのオーダーは随時受け付けております。製作に関しては、若松河田の青山さんのアトリエ、ボーグに一度お越しいただいて採寸などいたします。
お問い合わせはこちらから http://www.violka.jp/info/