

レースを編む女たち チェコのボビンレースを訪ねて
コロナ禍の折、チェコの手仕事を訪ねる旅を振り返っています。 今回は、ボビンレースの制作をしている女性のグループを2019年の夏に訪ねたことを書き留めておきたいと思います。 チェコで、レースと言われる筆頭の技法は、何と言ってもボビンレースです。...


チェコの籠作りの地を訪ねて
チェコの籠作りの地を訪ねました。
チェコ在住時、柳の枝で編んだバスケットの素朴さや温かみのある雰囲気に魅かれて、行李のような衣装入れやランドリーバスケット、パン用のかご、買い物用のかご、インテリア用のかごなどたくさんのかごを買って、帰国してからも愛用しています。チェコで見つけた藍


チェコより 日チェコの藍染め交流が無事に終了
日チェコの藍染め交流が無事に終了し、霧の出る中、これからウィーンに移動し帰国します。


日本とチェコを藍染めで結ぶ
年末年始気分もそこそこに、今年もいろいろな取り組みに邁進いたします。
写真は徳島新聞の今日付けの記事。とても大きく取り上げていただきました。小松島西高校の先生方に感謝いたします。2014年に開業して以来、こんな形で日本とチェコを繋ぐことになるとは考えもつきませんでした。これからも


藍染めの旅 徳島を訪問して
徳島県のスーパーオンリーワンハイスクール事業の一環、チェコの藍染めの講演ために徳島県立小松島西高等学校を訪れました。同時に藍染めの指導にあたられている古庄紀治さんの工房に連れて行っていただきました。


「秘めた赤、よりそう赤-たかさき紅板締めの世界」
群馬県高崎市で明治初期から昭和の初めまで行われていたものの、20年ほど前に復元されるまで失われていた染色技法「紅板締め」を取り上げた「秘めた赤、よりそう赤-たかさき紅板締めの世界」のギャラリートークに行ってきました。日本の美意識を垣間見せる紅板締めの紅絹の赤は特別なものです。


プラハ装飾美術館 リニューアル
ちょうど1年前の9月、リニューアル直後の建物を見学できました。私が装飾美術館の図書室に通い始めたのが、1998年くらいからだったと思いますが、その時にはおそらく収蔵品でいっぱいになっていて、公開されていなかった上階部分も見ることができるようになっていました。これで来館者も建築当時


ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その10)
この作品のメイン・モティーフは、聖母マリアですが、その衣装や多くの装飾パターンはミュシャにとって、とても身近なものだったと指摘されています。そして何よりも聖母マリアの姿は、ミュシャが子供のころ、母に連れられて行った巡礼地で手に入れることができたというマドンナの像そのものであり、そ


ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その9)イヴァンチツェの想い出
ヴィオルカは、かなり前になりますが、実際にミュシャの生まれ故郷、イヴァンチツェを訪れたことがあります。そこでは、本当に偶然にもイヴァンチツェの市長さん自ら市庁舎を案内してくださり、ミュシャに関するいろいろなお話を聴くことができました。当時まだ建設途中だった市庁舎横にあるミュシャの


ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その8)
1963年、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で大規模なミュシャの回顧展が開催され、そのあとは、ヨーロッパ各地、アメリカ、そして日本でもミュシャの展覧会が開催されてきました。1980年、パリの19世紀美術専門の美術館、オルセー美術館にイジーが自身のコレクションの一部