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ヤナ・クビーノヴァーさんのこと チェコの藍染めテキスタイルデザイナー


ヤナさんの作品をはじめて知ったのは、藍染めのことを調べ始めて間もなくのことでした。彼女のテキスタイルデザイン作品は、偶発性を生かした藍染めプリントのとても実験的な作品のほか、かわいらしくて遊び心にあふれているものなどがあって、いっぺんに好きになりました。いままでも様々な作品をヴィオルカで紹介しています。






2020年、チェコに徳島の高校生を引率した時、ぜひ彼女にも高校生の作品を見ていただきたいと思っていたのですが、プログラムが詰まりすぎていて、お呼びしても失礼になるのではないかと藍染め工房のガブリエラさんたちが心配するので、お呼びできなかったということもありました。


でも、そのときに、彼女の藍染め工房での仕事が身近に仕事をしてきた人たちにもとても尊敬を受けているのだと、彼女に対する私の興味は、さらに膨らんだのでした。


ヤナ・クビーノヴァーさんは、1957年生まれ。藍染めのパターンデザインを中心に制作してきたテキスタイルデザイナーです。1984年からÚLUV(民芸品制作研究所)で働き、ストラージュニツェの藍染め工房と協力し、制作された実験的なテキスタイルは、同時代のチェコの有名なファッションデザイナーたちに繰り返し使用されてきました。


チェコのおもしろいインタビュー番組を見たことがあります。共産主義末期、デュッセルドルフで開催された大きなファッション見本市に参加するチェコ人のデザイナーが、当時は物資がなくて、作品を作るための材料が見つからず、クビーノヴァーさんがデザインをし、藍染めした生地を使った作品でショーをして、評価されたという話をしていました。時代を感じる話ですが、同時にデザイナーの力量もさることながら、ヤナさんのデザインのすばらしさも物語っているエピソードでしょう。


それから、ヤナさんの最近のインタビュー記事を読んでいて知りましたが、好きな作家に、イジー・トルンカやアレシュ・ラムル、アドルフ・ボーン、ブラディミール・コマーレクをあげていて、プラハ在住中にコマーレクの作品を集めていた私は、彼女の作品にひかれた謎が少し解けた気がしました。


ヴィオルカの代表、小川にとって、長く続いたコロナ禍は、今後、自分がどんな方法で、どんな仕事をしたいのか、深く深く考える機会となりました。なかなか現地にも行けないそんな中で、思い切って、ヤナさんにメールを差し上げ、ぜひチェコと日本のコラボレーションができないか、これまでのヴィオルカの活動も説明しながらお伝えしたところ、とても前向きに了解のお返事をいただきました。


それから、1年。数えきれないメールでのやり取りと、荷物のやり取りが続き、今年に入って、ヤナさんから届いた作品を見た私は即座に「Je tady kouzlo!(まるで(ヴィオルカのウェアが)魔法にかけられたみたいです!)」とメッセージをお送りしました。


「魔法にかけられた」作品をたくさんの方に見ていただけますように。


以下には、ヤナさんからお預かりした、貴重な歴史的な作品の写真の抜粋を掲載します。

スライドショーでご覧ください。







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