

ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その3)
ミュシャは、1860年、モラヴィアのイヴァンチツェで生まれました。ミュシャの芸術家としての素地は母のアマーリエ譲りかもしれません。ウィーンの上流家庭で家庭教師をしていたアマーリエは、芸術への関心も深く、物腰の軟らかい女性でした。それに反して、ミュシャの父オンドジェイは、武骨な男や


ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その2)
いよいよアルフォンス・ミュシャによる《スラヴ叙事詩》連作20点が公開されます。作品完成から今まで、全20点がチェコ国外に揃って貸し出しされるのは、初めてという、貴重な機会です。すでに20点の全作品が、美術館に到着しています!現在、展示作業が粛々と行われています。前回のブログ投稿に


藍染めと私 4
プラハに暮らした4年の間に見つけた論文のテーマと、またその調査の際に発見した、チェコの民族芸術は、日本に帰国したあと、私が追いかけてゆくことになる大きなテーマになりました。「チェコのジャポニスム」をテーマにした修士論文を書き上げたあと、時間ができた私は、昔からの友人を訪ねて、上海


藍染めと私 2
今は、まったくの観光地となったプラハの旧市街広場も、私の住んでいた2000年前後頃は、チェコ風のホットドックを食べさせる簡素な店などもあり、まだまだチェコの市民生活とつながっている感じがありました。
私がヴォイチェフ・プレイシクという画家の版画作品を見たのは、その旧市街広場の「


プラハ・ヴィノフラディのオーガニックレストラン
最近、ニューヨークタイムズの記事「今人気のヨーロッパ12都市にある通り」にプラハのクリムスカー通りが取り上げられたことが話題になりました。ニューヨークタイムズの記事では、どうしてもお肉に偏ってしまいがちなチェコ料理レストラン以外の選択肢として、クリムスカー通りのヴェジタリアンレス


プラハのカフェ、カフェ・スラヴィアで
チェコの藍染めヴィオルカ、先日、プラハのカフェ・スラヴィアで待ち合わせをしました。 1884年創業の、一般にはプラハで一番よく知られているカフェと言われていますね。 待ち合わせに指定された席は、この席。ヴィクトル・オリヴァの油彩「アブサンを飲む男」の飾ってある、ヴルタヴァ川を望む


藍染めスカートのご縁 その1
藍染めのオーダースカートを作るときに、もうひとつ不思議なご縁がありました。 少し長いのですが、読んでくださいね。 プラハからモラヴィアの藍染め工房まで旅したとき、プラハからブルノへの急行の中で、隣り合わせたご婦人がいました。