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「藍染め」ユネスコ無形文化遺産に決定

国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は、2018年11月28日、「藍染め ヨーロッパにおける防染ブロックプリントとインディゴ染色」を無形文化遺産に登録することを決めました。

これは2017年3月にチェコ共和国を含む5か国(オーストリア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、スロヴァキア)が共同で提案していたものです。

版木を持つ南モラヴィアのヨフ工房の三代目フランティシェク・ヨフさん 

藍染めは、古代から広く世界各地で行われてきた染色技法ですが、今回無形文化遺産に登録された「ヨーロッパの藍染め」は、技法的には型染めの一種で、木製あるいは金属製の凸版の版木で布地に防染剤を置いたのち、藍の染料槽に布を浸すことで、防染した部分の地の白色が残り、模様が染め出されるというものです。

その模様を染め出すために、職人たちは、現在でも古いものでは300年前の版木を使っています。模様は一般的なもののほか、キリスト教のモティーフや地域の動植物を表現したものなど様々です。

現在、「藍染め」は各国の、主に小規模な家族経営の工房において製造されています。モーリシャスの首都、ポートルイスで開かれたユネスコ政府間委員会は「それぞれの工房が代々受け継いできた19世紀にさかのぼる記録を現在に至るまで守り、また実践を通し伝えている」と評価しました。

ヴィオルカはこれからも、伝統あるチェコの藍染めを日本人の視点で見つめ直し、今の時代に生かすことに取り組んでゆきます。これからも応援よろしくお願いいたします。

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