ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その4)
会場に入ってまず感じたのは、展示室の明るさです。プラハ展では、作品の設置してある壁が無機質な灰色であったことと、天井からの光が少ないため全体的に暗く、《スラヴ叙事詩》のモニュメント性が強く感じられる、力強い、堂々たる展示だったことに対し、東京展では、背景の壁の色が同じ灰色でも、少
ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その3)
ミュシャは、1860年、モラヴィアのイヴァンチツェで生まれました。ミュシャの芸術家としての素地は母のアマーリエ譲りかもしれません。ウィーンの上流家庭で家庭教師をしていたアマーリエは、芸術への関心も深く、物腰の軟らかい女性でした。それに反して、ミュシャの父オンドジェイは、武骨な男や
ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その2)
いよいよアルフォンス・ミュシャによる《スラヴ叙事詩》連作20点が公開されます。作品完成から今まで、全20点がチェコ国外に揃って貸し出しされるのは、初めてという、貴重な機会です。すでに20点の全作品が、美術館に到着しています!現在、展示作業が粛々と行われています。前回のブログ投稿に
ミュシャの最高傑作《スラヴ叙事詩》 ついに来日!(その1)
アール・ヌーヴォー・スタイルのミュシャは知っているけれど、《スラヴ叙事詩》ってどんな作品なの?難解な歴史物語や、なにか深遠なメッセージが描かれているのでは?と身構えている方も多いのではないでしょうか。チェコの伝統藍染めを2013年から紹介しているヴィオルカ代表の小川は、チェコ・プ
藍染めとクリスマスオーナメント
クリスマスツリーについて。チェコでクリスマスツリーが飾られるようになったのは、16世紀にさかのぼるそうです。現在は多くの一般家庭でクリスマスツリーを飾ります。飾り付けは12月23日~12月24日のクリスマスイブの朝までに行われ、翌年1月6日の「東方三博士の礼拝」のころまで各家庭の
ヴィオルカ クリスマスマーケットに参加しました
こんにちは、ヴィオルカです。
チェコ・センターの高嶺所長にお誘いいただき、12月9日にセルバンテス文化センターで行われたEUNIC Japan (European Union National Institutes for Culture)主催で行われたアート・オブ・クリスマス・
チェコフェスティバルに参加しました
在日チェコ共和国大使館が主催したもので、ヴィオルカも声をかけていただきました。日本で行われる大使館主催のこの種の催事は全くの初めてであるとのことで、どんな形になるのか、とても楽しみにしていました。大使館の方々や出展者の方々には、いろいろお世話になりました。ありがとうございます。フ
藍染め Blue&White エイミー加藤さんとの出会い
先日、エイミー加藤さんにお目にかかる機会がありました。アメリカ出身の加藤さんは、麻布十番にある「Blue & White」の経営者であり(1975年開店)、日本の美術・工芸に関する著書があり、何よりも、日本の伝統工芸(特に藍染め)の魅力を日本のみならず海外に広める息の長い
チェコの藍染め トート・バッグとヨーロッパの植物文様
チェコを含むヨーロッパの文様は、オリエントの植物文様やインドからヨーロッパに渡ってきた異国的な植物文様の布からの影響も大きく、それらをかなり貪欲に取り入れて、ヨーロッパ化し、衣装だけでなく、壁紙などにも応用し、独特の形式が作り上げられました。たとえば今でもヨーロッパ・クラシック家
ヴィオルカ、松屋銀座催事、無事終了しました
ヴィオルカはじめての松屋銀座での催事、無事終了しました。この2年間続けてきた活動が間違いじゃなかった!と確認できた一か月でした。お話をいただいた時には、はたして一か月もの間、うまく務めることができるのか、とても、とても緊張しました。そんな私に、親身になって言葉をかけてくださる方々